7年ぶりの更新です(^^;。新しいシンセを購入しました(^^)b。

4月中旬に注文して、届いたのが9月1日。注意深く実店舗の動向をチェックしていた方が入手は早かったと思われます。
感想を書いていきます。
PDFのマニュアルは確認するのですが、逆引きではない(やりたいことははっきりしているのに方法が分からないままの
こともある)ので、熟読したとは言い難く、読み落としがあると思います。
・ピアノロール、ひいてはパソコンを使わない作曲は没入感が高いです。目を瞑ってもつまみを触れます。
・1小節で通常16ステップという割り切りが、"手弾きに近づける打ち込み"時代を通過し一周回って爽快です。
(ベロシティ・ゲートタイムなど変更可能です)
・USBケーブル一本で音声/MIDI/電源がPCと接続されるので便利です。
・4本スライダーとVCF/VCA/LFOセクションとの境目と、1~16ボタンの「8」と「9」の間が一致してiほしかったです。
・光る鍵盤ボタンは便利ですが、Arturia MicroFreakとは真逆な方向性の打鍵感は、もう少し柔らかい方が好み。
和音を押さえる時に力が要ります(鍵盤ボタンを押しながら数字ボタンを押すという操作もあります)。
・トラックという概念はなくパターン単位で管理されているので保存せずに別のパターンをロードしてしまう事象が多く、
ワンアクションでのパターンOVERWRITEがほしい。
・↑の仕様によりUNDOは同パターンのリロードのほうが早いのでは…。
・サブステップに半音/全音のトリルがほしい。
・PCM音源にギター系の音がほしい。
・何よりも、パターン演奏順シーケンサがほしい。256ステップもあれば良く、リソースは食わないと思うのですが…。

本機は"Desktop Synthesizer"を銘打っていますが、4パート+リズムというワークステーション型シンセの最小構成
でもあり、ベーシックトラックあるいはそれ以上の楽曲制作が可能です。
(足りなければ音声としてDAWにインポートすれば良い)
flickrに習作をアップロードしました。
Roland SH-4d study 23.09.01・初期のDTMの手法で作曲しました。モーション入力はしていません。
・ゲートリバーブと"YMOエンディング"。
・タムのフィルインは、ありそうな所に決め打ちしてプロバビリティ設定しています。バリエーションを打ち込む必要が
ないので楽です。このテイクはやや偏っていますが…。
・ハイハットはディレイを掛けてアクセントとフランジャー効果を得ています。
この手法はポール・ハードキャッスルの楽曲で知りました。
・ベースがLuckyStar(マドンナ)みたいになってしまいました。ノートの欠落(誤って削除)に気付いたのがWAVファイル
化した後(DTMあるある)で、そのままになっています。ビブラートとして遅延LFOを掛けていますが、ロングトーンが
あまりないので目立ちませんね。
・アナログシンセパッドにFM音源キラキラ。
・1パートを使って薄くパッドを配して…という作りは、本機で完結させると他のパートに窮屈感があります。
ただ、最大発音数オーバーまでは行っていないと思います。
SoundCloudに本機で作った着信音をアップロードしました。
test2309041日かからずに出来ました(^^)b。
・本機の最高音"d"を持続音的に鳴らしました。
・若干ハネています。
・音色は、プリセットから選択した後にフィルタやENV設定などを変更して使用しています。
・いつか聞いたことのある感じになってしまいましたが、元曲が思い出せません。
元が分かれば捻りようもあるのですが…。
ここまで本機のハングアップは一度もありませんでした(とても重要)。
自分の好きな音楽・音色の嗜好が80年代に集中していますので、本機の音色に不満はなく、もしかすると自分にとって
"終のシンセ" となっても不思議はありません。皮脂の付着~経年で動作不良になる方が先かもしれませんが…。
(23.09.09更新)

しばらく曲はできないだろうと思っていたらそうでもなく、SoundCloudに本機で作った曲をアップロードしました。
test230909・レゲエ調になりましたので、本機のエフェクト機能を演奏中に触ってみました。
・最後にぷっつり切れるのは、本機の仕様です。空パターンにも同じエフェクトを設定しているのですが…。
・ともすれば、DAWを開いても気が重くなり何もせずにそのまま閉じることが結構あったのですが、本機の有限度が
作曲に向かう気持ちを楽にしています。
(23.09.14更新)
もう一曲…。
test230914・G音をキープするベース。ペダルものです。
・VCFのカットオフつまみを弄っています。パターン設定でつまみを弄るパートを予めセットしてあります。
・パターンの変わり目でエフェクトが失効するので、曲のブレイクに使えそうです。
- 2023/09/03(日) 10:51:24|
- Roland SH-4d
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